犬の体温と免疫力の関係
犬の平熱は37.8度~39度と言われており、朝と夕方や、安静時と運動後では約1度くらいの差があります。
※小型犬の方が大型犬よりも高めです。
愛犬の平熱を知らなければ、獣医さんに連れて行って体温をはかってもらい「39度です。」と言われても、平熱からどれくら熱が上がっているのか判断できません。
愛犬の平熱を知ることはとても大切なことです。なぜならば、動物の体温と免疫力とは非常に重要な関係があるからです。
平熱って低い方が健康だと思いますか?高いほうが健康だと思いますか?
平熱が高い方が健康なんです。
風邪をひくと熱が出るのは体の防衛反応です。体温を上げてウイルスや菌を撃退しようとしているのです。
体温が1度上がると免疫力は、なんと倍以上も上がります。
その反対に、体温が1度下がれば免疫力は30%低下すると言われています。
低体温のデメリットは?
- 免疫力が低下し、バイ菌やウイルスから体を守れなくなる
- 免疫の誤作動(自律神経のアンバランス)で自分の体組織を破壊して
病気を引き起こす。 - 体内を酸化させ老化スピードを促進させる
- 健康な細胞も新陳代謝が悪くなりガン細胞が活発に動き出す
低体温になると病気に対する抵抗力が下がってしまい、
病気に発症⇒進行⇒悪化と、悪循環に陥ります。
体温が高い時のメリットは?
- 体温が高いと血液がサラサラ流れて酵素活性が高まり、体の隅々の細胞まで酸素と栄養が行き届き、結果として筋肉の修復も早く、疲労の回復も早くなる。
- 腸内にも血液が届きやすく、消化活動も活発になり腸内の毒素(硫化水素や活性酸素)もスムーズに排泄され、便秘や大腸ガンの予防効果もある。
- 脳にも血液が行き渡り、最近多い痴呆症の予防にも効果的です。
高体温は健康の源
低体温は病気の元凶、高体温は健康の源です。
「体温を常に高く保てればすべて良し」ということです。
では、今日からすぐできる健康法(体温の上げ方)をご紹介します。
それは、30分以上の散歩(有酸素運動)です。
体温を1日に1回~2回高い状態に保つ努力が大切です。
しっかり筋肉を使うと、体内で熱生産(エネルギーが作られる)され、体温を高い状態に保つことができます。欲を言えば、紫外線の当たっている時刻に散歩すればカルシウム等の吸収が促進され、骨や歯も丈夫になります。
さらにダイエット効果も絶大です。
これは犬だけの健康法ではありません。
飼い主であるあなたにも当てはまる健康法です。
愛犬と一緒に歩いて共に健康な体を手にいれて下さい。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。